体験版で感じた、大航海時代Onlineの魅力
「大航海時代Online」(DOL)を体験版でのんびりプレイ。
※ 以下の内容は、2017年9月27日時点のゲーム内容に基づいています。
好きなんですけど、なぜ体験版のままなのかと言うと、他にもプレイしたいタイトルがオン/オフ問わずあり、どうしてもリアル時間の都合で本格プレイが難しいからです。
1日が48時間になり、それに耐えられる身体があれば、プレイできそうですが(汗。
制限つきとは言え、無期限でまったり遊ばせてもらっているので、せめて少しでも新たな航海者が増えるよう、感想くらいは残しておこうと考えた次第です。
☆ これが私の船だー
「大航海時代」を生きる1人の航海者となって、大海原を旅するこのゲーム。
なんと言ってもその魅力は、多種多様な「船」ですね。
最初に乗ることになるのは、小型のバルシャ船で、なんとも心許ない感じでしたけれど。
序盤の「レクチャー」に沿って行動していると案内される「航海者養成学校」で試験に合格すると、新しい船がもらえるのですね。
船ってお高いものなので、とても助かります。
画像の船は、「卒業記念フリゲート(中型)」。
特注っぽい(笑)、イイ船です。
陸地から離れると、慣れない内は不安ですね。
当時の航海者もそんな気持ちだったのでしょうか。
大きな憧れと、少しの不安を胸に・・・・・・
このゲームでは、海には多数のNPCがおり、海賊から襲われることもあります。
<危険海域>に指定されている特定の海域においては、他プレイヤーから襲撃されるおそれもあり、命がけの航海という感じ。
海域内で<賞金首>プレイヤーを検索すると、襲ってきそうなプレイヤーがいるかどうか、チェックできるようです。
船は、帆船だけでなく、大勢で漕ぐタイプのガレー船もあり、新しいものでは蒸気船もあるのだとか・・・・・・。
船体や帆の色を変えたり、紋章を付けてみたり。
その他、大砲や装甲板、補助帆、船首像といった様々な船部品を装備できます。
船名も付けられるので、愛着が湧きますねー。
航海中、(海域によっては)他のプレイヤーの船を見る機会も多いですが、外観が威風堂々としていて、しかも速かったりします。
そんな船を見るたびに、憧れます。
☆ 眼前に広がる、数百年前の世界
歴史モノ好きな人間としては、こういった部分に惹かれます。
イングランド本拠地、ロンドン。
マルセイユで御者に話すと行ける、パリ。
これは、ルーブル宮殿。
ゲームのスタート地点は、ヨーロッパですが・・・・・・
ここはイスラム文化圏。
ヨーロッパ人の一般的な服装では目立ちすぎて、<変装度>の高い服装でないと入港できないというコダワリ。
(港での、水・食料・資材・弾薬・船員の補充は可能)
交易品についても、文化圏によっては、例えば宗教上の理由などにより、売れない品があったりします。
日本、中国といったアジア地域も実装済みのため、現在ではゲーム内で世界一周ができるようです。
もちろん、世界はとても広大で、駆け出しでは入港許可の出ていない海域も多いので、いきなりは無理ですが・・・・・・
「自分の船で、世界一周する!」
この壮大なロマン実現を目標の1つとするのも、楽しいのではないかと思います。
これは、コロンブスさんに関連する依頼の1つ。航海に出たきっかけ。
当時を代表する人物が、NPCとして、あるいはストーリーやクエストなどで、登場します。
歴史モノ好きにはたまらないところですねー。
プレイ開始時に選んだ国によって、異なるストーリーが展開されます。
と言っても、プレイ開始時から始まるのではなく、条件を満たすと「どこどこへ来い」みたいに案内されるので、そこへ行くとストーリーが進行。
なので、あまりストーリーに沿ってプレイしている感はなく、基本、「自由」な印象でした。
貴族による誰かを陥れるための陰謀とか、いかにもありそうなお話だったり。
ストーリーに触れると、よりその世界で生きている感が強くなりますね。
プレイヤーキャラは特別な存在ではなく、ただのいち航海者ですが、<巻き込まれ体質>はしっかり持ち合わせているようです(笑。
☆ 航海者としての生き方
大きく、商人、冒険者、軍人の3タイプがありますが、軽く感想を述べてみようと思います。
なお、プレイ中の行動により、別の道を歩むことも可能ですし、他職のスキルを学ぶことも可能だったりと、育成の自由度は高めに感じました。
商人
交易品を安く仕入れ、高く売る・・・・・・
それを大量に行えるのが商人の特長。
相場のチェックも可能。
各地の「名産品」を利用した<名産品コンボ>なる取引方法があり、商人がそれを利用するとがっぽり儲けられそうな予感。
ただ売買するだけでなく、交易品を加工して装備品や消耗品などのアイテムを作り出す、生産系スキルも充実していますね。
現代では利益を出しやすい交易ルートの情報もネット上にあるでしょうから、そういった情報を武器にすれば、おそらくもっとも資金を稼ぎやすい道ではないでしょうか。
いかにも現代の航海者的な。
ただ、あえて・・・・・・
あえて、そういった情報になるべく触れずにプレイするスタイルも、アリだと思います。
1つ1つの街を訪れ、交易品の品目と相場をチェックし、自ら記録してデータを蓄積してゆく。
時間はかかり、時にめんどうに感じることもあるかもしれませんが、より当時の商人気分を味わえるのでは、と。
不足している情報を、航海者仲間(他のプレイヤー)から聞いて補完するのも良さそうです。
その場として「酒場」を指定すれば、まさに商人ロールプレイといった趣に。
冒険者
世界に存在する<未知>を発見することを生業とする者。
また、陸上での活動にも長けています。
他に、沈没船を引き揚げ(サルベージ)たり、遺跡ダンジョンを探検したり。
とてもロマンに溢れた道ですが、冒険者系だけでなく、軍人系にも有用なスキルがあり、まずはやりたいこと、興味のあることを絞っておかないと、(ソロ活動では)スキル枠が足りないと感じました。
それと、ヒントに示された場所で探索する際、その場所に近いこともあれば、やや離れた場所で発見する場合もあり。
移動する度に探索系スキルを使用する「めんどくささ」がある分、発見時の喜びも大きくなるのですけど、そういった部分も含めて楽しむのが冒険者なのだろうナーと。
依頼内容も、モノによっては謎解きみたいになっていることがあります。
決して、ただ憧れのみで歩める道ではないと感じましたが、なんだかミョーにリアルですね(笑。
軍人
戦闘関連のスペシャリスト。
分かりやすい・・・・・・
砲撃戦重視なら、大砲をたくさん積める船を使い、白兵戦重視なら、船員がたくさん乗れる船を使います。
接舷しての白兵戦から、甲板戦へ移行することも可能。甲板戦では船でなくプレイヤーキャラを操作して戦うため、装備している武器・防具が重視されます。
敵船団に勝利すると、物資や交易品を収奪することがあります。
ので、海賊にもなれるわけですねぇ。
勝てれば良いですけど、撤退できずに敗北した場合は悲惨です。
ボッコボコにされて船の耐久が0か、船員が0か、いずれにしても航行不能な状態になっているかと。
その上、自分が勝利時にやっているように、交易品やお金を奪われたりもします。
踏んだり蹴ったり・・・・・・
航行不能な状態に陥っても、(船員救助など)何らかの手段を用いて自力での航行が可能な状態にできればまだマシで。
完全にお手上げとなれば、<難破>コマンドで港へ戻ることになるのですが、色々と失うものが大きいという、できれば使いたくないコマンド。
そんな場合でも、銀行で<保険>に加入していると、保険の等級に応じた額の保険金を受け取れるので、万が一に備えて、忘れずに加入しておかないといけませんねー。
ここまで<保険>のありがたみを感じるゲームは、そうそうないです(笑
もっとも
船員を新たに雇用して、(ゲーム上の数値では)船員が戻ったとしても、戦いで失った船員たちが生き返ってくるわけではありません。
ふだん数値として表されている彼らに対し、そういったところまで思いを巡らせると、深い軍人プレイを楽しめそうです。
軍人ロールプレイですね。
海賊かもしれませんけど(笑。
なお、軍人系スキルに「造船」があります。生産に関するスキルはほとんどが商人系ですが、船だけは軍人なのですね。
☆ 航海者同士の繋がり
一般に「パーティ」と呼ばれるものは、DOLにおいては「艦隊」という表現になっています。ソロでも楽しんでいけますが、最大4人で艦隊を組むことも可能。
艦隊メンバーに対して有効なスキルもあり、戦闘や探索において助け合うことも可能になります。
サグレスで航海者養成学校に入学すると、スクールチャットを利用可能になります。
それと、商会、いわゆるギルドシステムがありますね。
商会ショップなる機能もありますが、DOLではこういった光景も見られます。
露店機能。
この光景を見て、「懐かしい」と感じたヒトは、昔ながらのオンラインゲーマーかもしれません(笑。
昨今のオンラインRPGでは、特定のNPCやオブジェクトにアクセスして、出品者を検索してリストアップ。リスト上から購入できる、対面以外でのトレード機能が充実していますが、昔はこうした形での取引が主でした。
リストアップできる方が利便性は高いのですが、こういった機能があると有志による<市>を開きやすく、ユーザーイベントに向いています。
馴染みの薄い方には、かえって新鮮に感じられるかもしれませんねー。
☆ 最後に
「大航海時代」を生きる航海者として世界を旅するDOLは、極めてオリジナリティの高いオンラインRPGです。
各地の街へ、気軽&手軽に瞬間移動できるような術はなく、基本的には船で移動してゆくことになります。
帆を張れば勝手に前進するので、航海中にすることと言えば、必要に応じて舵を切ることと、後はネズミが発生したり、甲板が汚れてきたりといった突発的なアクシデントに対応するため、アイテム・スキルを使うこと、ぐらい。
もちろん戦闘になれば操作しますが、何もしていないことも多いです。
特に、速度がまだあまり出ない内は、億劫に感じることもあるかもしれません。
それでもなぜかプレイしてしまう・・・・・・
というヒトは、このゲームに合っているのだと思います。
私もそのひとり。
リラックスした体勢でのんびりと
果てなき大海と、海原をゆく船を見つめる
それが心地よい
BGM含めて、あまりに心地よかったので、1度、寝オチしました(汗。
いつの間にか、水・食料は大幅に減っているわ、なぜか船員が2名ほど減っているわ、おまけに海賊に襲われているわ(それで目が覚めたらしい)で。
心地よすぎるのも問題です・・・・・・
時折、レースなるものも開催されているようで。
港でレース情報を確認すると、東地中海からブリテン島まで(ゲーム内時間で)10分台でゴールしているようなヒトもいて、凄いナァ・・・・・・と。
私の場合だと数十分は掛かるです。
船の速度が出るようになると、きっともっと心地よくなるのでしょうねー。
グラフィックはやや古っぽいですし、インターフェイスも独特で、人を選ぶゲーム性でもありますが、ハマるヒトはとてもハマるもの。
興味を持たれた方は、まず体験版から。
GAMECITYの市民IDを持っていない場合でも、仮の市民IDが発行されるため、気軽に試すことができます。
PS4の場合は、PSストアから無料体験版をダウンロードできます。
そうそう。
プレイ開始直後、不具合なのか自分の環境がおかしいのかよく分からない現象が起き、運営に問い合わせたところ、丁寧な対応という印象を持ちました。
ちなみに不具合ではなかったです。
私の環境がおかしかったわけでもなく、ただの勘違いでした(苦笑。
というわけで、サポートについても安心できるのではないかと思います。