あんなヒトになりたい

キャラクターをイメージ

なりたいキャラの人物像をイメージして、設定していきます。
この段階のやり方は千差万別で、ヒトそれぞれ、
やりやすいと感じる方法があると思います。

私は、結構ロールプレイについてはフランクに考えているので、
以下の説明も同様です。
別に、このやり方がすべて、ということではありません。

おおまかな方向性

いい人(お人好し)なのか、
利己的なのか、
どちらもほどほどなのか、
といった具合に方向性を決めます。

ウィザードリィ風に言えば、中立です。
ヒーロー的なキャラを考えているなら方向性を
ハッキリさせるのが良いです。
ダークヒーローでもそうですが、
その手のキャラは何かしらの信念や美学といったものを
持っているので、行動原理が明快です。

その他大勢、エキストラみたいなキャラを考えているなら、
そこまでハッキリさせなくても良いでしょう。
ただ、いくらかは善か悪に偏らせた方が、
後の設定を考えやすくなります。

細かく考えてゆく

性格、好み、主義、口調・口癖、趣味、身体的特徴
といったことなど、より具体的に決めていきます。
何をどこまで設定するかはプレイヤー次第。

何の手がかりもなしに考えるのが難しければ、
漫画、小説、アニメ、ゲーム、ドラマなどの
登場人物を参考にしてみましょう。
シンプルに、魅力を感じる人物を参考にすればOK。
複数人の特徴を組み合わせるのもアリです。

他には、自身を多角的に見つめてみるのも有効。
ヒトは、接する相手によって対応を変えるのがふつうです。
それによって異なる面を見せることがあります。

たとえば、相手が家族の場合、友人の場合、
初対面の場合、上司の場合、
それぞれ口調や態度が異なる
と思います。
また、喜怒哀楽の感情を抱いた場合に、
異なる人間性を見せる場合もあります。

つまり、ふだん<自分>として認識しているのとは異なる面
強く意識して、それをキャラとして設定するやり方もあります。

大事なことは、「楽しくなりきれそう」と思える設定にすること。
いくら魅力を感じる人物像に設定したとしても、それがあまりに
プレイヤー本人の性格・性質からかけ離れていた場合、
演じきれない可能性もあります。
そうなると
「コレジャナイ」と感じるようになり、つらくなってきます。

ヒトは、自身の持ち合わせていないものを持っている人間に、
あこがれの念を抱く性質もあります
から・・・・・・
そこの見極めも大事です。

自身のことも考慮した上で、
無理なく楽しく演じていけそうなキャラにしましょう。

より深く考える

出身地や生い立ち、家族構成や交友関係、地位などは、
プレイ上は表面化しにくい、より深い設定となります。
これらについては、最初から考えておくのも良いですが、
プレイを進めてゲームの世界を理解してからの方が
具体的に考えられると思います。その方が説得力もあります。

ただ、冒険者になった理由くらいは考えておくと良さそうです。

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