2021年7月4日
PSO2NGS:新規さん向けざっくりガイド

2021年6月9日にサービス開始した、SEGAのオンライン専用SFアクションRPG「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス」(PSO2NGS)。
前作PSO2よりさらに爽快なアクションを楽しめるようになった本作について、PSO2NGSをまだ始めていない方やルーキーのアークス向けに私視点で紹介なんぞしてみます。
WindowsPC
WindowsPC(クラウド版)
PlayStation4(PS4)
PlayStation5(PS5)
※PS4版クライアントを使用
Nintendo Switch
※クラウド上で動作
2022年8月3日のアップデートにより、WindowsPC、PlayStation4&5、Nintendo Switch、すべてのハードが一緒にプレイできるようになりました。
SEGA IDを取得してアカウントを作成した場合、キャラクターデータは全てのハードで共有可能です。
例えば、Switch版でプレイを始めて、そのキャラを使ってPC版やPS4版でプレイする事も可能。
PSO2NGSの魅力の1つ、風景からご紹介。
私は、PS5でPS4版をプレイしている状況。
ゲーム内のシステム>オプションにて、簡易グラフィック設定をまず「3:画質重視」にしまして~
さらに、より品質が上がりそうな項目をすべて「最高値」「ON」に。
恐らく、PS4版で最高品質の状態になっていると思います。
PSO2NGSのフィールドは「オープンフィールド」方式。
内部的には区切りが存在するもののマップ切り替え(画面の暗転)が生じない仕組みになっており、表面上は「オープンワールド」のような感覚で冒険を楽しめます。
フィールドは2種類の「セクション」で区切られています。
32人まで入れます。
後述の戦闘セクションより広く、フィールドの大部分をこのセクションが占めています。
ギャザリング素材の採取が行えます。
広さに対して敵の密度は低めですが、大人数で戦うような強力な敵が出現する事もあります。
8人まで入れます。
広さに対して敵の密度が高く、ガンガン敵を狩っていくためのセクションです。
初期実装のエアリオリージョンでは、「マグナス山」「ヴァンフォード研究所跡」「レゾルの森」が戦闘セクションとなります。
PSO2NGSにおいて「アークス」とは、惑星ハルファにて未知の生命体「ドールズ」と戦う者たちの総称、とされています。
冒険者よりも、もっと戦闘に特化した存在という事になります。
ですので、ギャザリング要素はあるものの、ギャザラークラスやクラフタークラスといった非戦闘職のようなものはありません。
前作PSO2のクラフトのように、コンテンツとしては何かしら実装される可能性はありますが、現時点では何とも言えません。
各セクションともインスタンス方式ですので、仮に1つの戦闘セクションが8人で埋まってしまったとしても、人数制限のために目的のセクションに入れない、と言うことはありません。
PSO2NGSでは、一定範囲内の他のプレイヤーが敵から得たものも、自身の獲得物として得られる仕組みになっています。
そのため獲物を奪い合う事にはならず、それどころか、わざわざパーティーを組まなくとも自動的に共闘状態になっています。
ワールドマップはこのようになっています。
※2021年6月時点
そこそこ広いフィールドで、高低差がかなりあります。
ファストトラベル機能あり。特に何の消費もなく、テレポートし放題。
2段ジャンプやウォールキック、アップドラフター等を利用する事で高所への移動が可能(風景SS参照)。
ジャンプから「フォトングライド」へと移行して滑空する事もできます。
高い所からだとかなりの距離を空中移動できます。
東側は、今後のアップデートで拡張。
また、この北側にも先があるので、いずれ行けるようになりそうです。
「レゾルの森」が暗くなっていますが、撮影時点で開放していなかっただけで、初期実装分のエピソード(メインタスク)を進めていくと開放されます。
最初に種族を決めますが、ぶっちゃけ、種族による差や制限はありません。
選択した種族が、デューマン以外でもオッドアイにできますし、ニューマン以外でもエルフ耳にできます。キャスト以外の種族がキャストのパーツを使う事もできますね。
性別の区別もありません。
あるのは、(男性のような体格の)「ボディタイプ1」、(女性のような体格の)「ボディタイプ2」といった体型タイプの区別のみで、切り替えによってすべての体型タイプを使用可能です。
種族や性別の壁を超えたキャラクリシステムですが、さらに「表情」をカスタマイズする事もできます。
PSO2NGSのキャラクリには、ぜひ触れてみてもらいたいですね。
プレイ開始後、無料で変更可能な項目と、そうでない項目とがあります。
後者には、ゲームプレイ・課金双方で獲得可能なスタージェム(SG)を消費するものと、貴重なアイテムである「N-カラーチェンジパス」を消費するものとがあります。
特に「カラー」に関する項目はこだわって設定しておくと良いでしょう。
あと種族「キャスト」のパーツカラー設定もしておくと良いです。
キャストボディを使用しない場合でも、アクセサリのカラー変更に利用できますので。
ちょっと早めに確認しておきたい設定。
大抵のオンラインRPGでは、チャットの発言者名は「キャラクター名」で表示されると思います。
ですがPSO2でのデフォルトは「プレイヤーIDネーム」即ち、「プレイヤー名」です。
複数キャラを持っている場合など便利なケースもありますが、気になる場合は「キャラクター名」に変更すると良いです。
これはあくまで受信者側の設定です。
例えば、自分がキャラクターになりきって発言していたとしても、受信する側がここの設定を変えていないと、相手のチャットログには「プレイヤー名」が表示される事になります。
PSO2では、キャラクター名の他者との重複が可能です。
例えば、「アッシュ」という名前のキャラクターが複数存在しても、プレイヤーIDネームを確認すれば(中身が)別人だと分かるわけです。
PSO2NGSでは、ゲーム内にボイスチャットが実装されています。
使用しない場合はOFFにしておきましょう。
基本的なチャット機能は当然として、その他のコミュニケーション機能も充実しています。
SW。定型文によるチャット発言機能ですね。
予めSWリストに定型文を登録しておき、必要に応じてリストから選択、もしくは予め設定しておいたショートカットキーを押すことで、その内容を発言する機能。
ショートカットキーは、「システム」から
操作設定 > 機能割当(キーボード) > 「ショートカット」タブ
にて確認・設定が可能です。
AW。定型文による、自動チャット発言機能ですね。
予めAWリストに定型文を登録しておくと、特定の状況になった場合に自動発言してくれます。
各項目、3つまで登録可能で、どれが選択されるかはランダム。
中には発言頻度が抑えられているものもあるため、「必ず発言してくれないと困る」ようなものはSWを利用する方が良いです。
パーティー内だけでなく、常に「周囲」に対して挨拶したい場合等は、SW/AWの入力欄内の先頭にチャットコマンド「/a」を入れておくと、常時「周囲」に対して発言してくれます。
(/aの後に半角スペースを入れます)
チャット発言と同時に、自キャラの顔をカットイン表示させる機能。
顔がアップで表示されるので、首から上のオシャレもやりがいがありますね。
チャットを起動すると、チャットウィンドウ下部にカットイン用のアイコンがあります。そこで、表情やアングルの指定が可能です。
指定すると、自動的にチャット入力欄にチャットコマンドが入力されます。
そのチャットコマンドを、SWやAWに仕込む事もできます。
カットインは通常のフキダシと比べて、画面上の広い範囲を隠してしまいます。
例えば、戦闘中のかけ声等で頻繁にカットインを表示すると鬱陶しく感じられたりします。
敵が動き回っている状況で、その動きに対処するため備えている時にカットインが表示されたら、邪魔に思うのは当然です。
戦闘中のカットイン連発は避け、まずは一緒にプレイする相手に対する最初と最後の挨拶等、限られた状況で使ってみるのが良いでしょう。
「周囲」や「パーティー」といった発言先を考慮する事も大事です。
SA。テキストではなく絵を表示する機能。
SA作成機能がゲーム内に備わっており、プレイヤーが作成できます。
他者の使用したSAが履歴に残り、履歴から使用する事もできるため、絵心や技術のないプレイヤーもSAを利用する事が可能です。
履歴にあるSAは保存可能上限数を超えると古いものから削除されます。
気に入ったものは「保存する」で保存しておきましょう。
NGSで実装されたコミュニケーション関連の新機能。
SA同様に、絵を表示します。中にはアニメーションするものも。
こちらはSAとは異なりプレイヤーは作成できません。運営が作成、配信します。
スクラッチ(後述)に含まれていたり、何らかのキャンペーンで手に入ったりします。
テキストチャットだけでなく、コミュニケーションをより楽しくする多彩な機能が用意されている事も、PSO2NGSの魅力です。
サーバーは、多数の「ブロック」で構成されています。
メインタスクを進めるとリューカーデバイスが開放され、他のブロックへ移動可能になります。
リスト上で混雑具合が分かるようになっています。
同一名のブロックであれば、番号が異なっても同じ内容。
主に、より空いているブロックへ移ったり、フレンドと一緒にプレイするために相手のいるブロックへ移動したり、といった目的で利用します。
前作であるPSO2のブロックへ移動する場合、PSO2部分のクライアントもインストールする必要があります。
私はPS4版でプレイしているのでそれを例にすると、
PlayStationストアでDLCとして、前作PSO2をダウンロード&インストールする必要がある、という事です。
前作PSO2は、PSO2NGSの時代から1000年ほど前の時代。
グラフィックはNGSと比べると落ちますが、8年を掛けて実装された「1000年前のアークスの戦い」を楽しめます。
NGSのような広いフィールドでの冒険要素はないものの、ストーリーは、会話パート(フルボイス)を進めていき要所要所で出撃(戦闘パートをプレイ)する流れで、基本的には読み進めることで進行していきます。
また、ストーリークエストはソロプレイ専用となっています。
なお、メセタやアイテムパックはNGSとは別になっています。
倉庫は共通。ただ、NGS側で手に入れた装備は使えません。
クラスレベルを始めとする各成長要素も別なので、PSO2側でプレイする場合はそちらでもレベリングする必要があります。
新規タイトルであるNGSとは事情が異なり、かなりレベルは上がりやすいです。
フィールドの各セクションでは「ルーム」が自動生成されます。
リューカーデバイスからアクセスする事で、人数の多い/少ないルームを選んだり、既にプレイ中のフレンドがいるルームに入ったり、できます。
よりプレイしやすい状況・環境を自ら選択できるシステムですので、覚えておきましょう。
現在いるセクションのプレイヤー数は、画面上部に表示されています。
少ない/多いと思ったらルーム移動しましょう。
キャラクターの強さは「戦闘力」という指標で表されます。
これが1184以上(※)になると参加できるコンテンツの1つが緊急クエスト。
※エアリオリージョンの場合
前作PSO2でもありましたが、NGSには(発生するクエストと時刻が予め告知されている)予告系緊急クエストというのはありません。
発生する場合は「45分」の時点でアナウンスが入り、15分間が準備・待機のための時間で、「0分」からクエスト受注可能となります。
クエストを受注するとマッチングが行われ、完了すると自動的に緊急クエスト用の戦闘セクションへ移動します。
マッチングと言っても、必ずしもこれでパーティーが組まれるわけではありません。
あくまで同じルームに参加する相手を探しているだけなので、ソロパーティーのまま緊急クエストに参加する事も可能です。
クエスト受注時に、パーティーやマルチプレイに関する設定を行えます。
・フレンド限定
・チームメンバー限定
・パスワードによる制限
等を設定することで、パーティーを組む相手を制限できます。
ソロパーティーの状態でプレイしたい場合にも使います。
さらに他者とのマルチプレイを制限する事で、「完全にソロ状態」で緊急クエストに挑戦する事も可能です。
クエストの受注は現地以外からでも、「ワールドマップ」を開けば行えます。
現地で狩りや採取をしていても良いですし、他の場所で活動していても良いですし、シティでダベっていても良いわけです。
討伐対象エネミーとのレベル差に注意。
PSO2NGSでは、自身のメインクラスレベルが敵のレベルより5以上低い場合に与えるダメージが減衰します。
例えば敵のレベルが24だとすると、
レベル20以上なら減衰なし、19以下なら減衰あり
という事になります。
2021年8月4日メンテにて、
「戦闘力」が一定以上の場合はダメージ補正が無効となる
よう仕様が変更されました。
PSO2NGSは、基本プレイ無料のアイテム課金制。
と言うことで、みんな大好きスクラッチ(ガチャ)があります。
ただ一般的なイメージと異なるのは、キャラクターが強くなるようなものは扱っていない事です。
いくらガチャを回しても、キャラクターが強くなるアイテムは出ません。
ラインナップに含まれているのは、主にファッションアイテムです。
(課金によってチャージする)ACを消費して引くACスクラッチで手に入れた品は、マイショップ(マーケット機能)で他のプレイヤーへ販売可能です。
マイショップへの出品は別途、課金が必要ですが、スクラッチを引くために既に課金しているプレイヤーならあまり気にならないと思います。
マイショップでの購入は、無課金で行えます。
課金ガチャを回してもキャラは強くなりませんが、
N-メセタ(ゲーム内通貨)を稼ぐ機会が増える事で、装備の強化費用を捻出しやすくなる、結果、より早く装備を調え「戦闘力」を強化できる
という事はあります。
たまに装備強化支援のスクラッチが配信されます。
PSO2のスクラッチにおいて直接的にキャラが強くなる品はありませんが、装備強化が楽になる品はあります。
スタージェム(SG)で引くスクラッチもあります。
こちらもファッションアイテムですが、ストーリーに登場するNPC関連の品が出るのが特徴です。
「無料スクラッチ」では、1日に1回だけですが、「SGスクラッチ」と同一内容のスクラッチを引けます。
スタージェム(SG)は、ゲームプレイの他、スマートフォン用アプリのプレイでも入手できます。
「PSO2」との連係が必須。
前作PSO2のサイドストーリー的なエピソードを楽しめます。
SG目的ならログインするだけでOK。1日に1度、1SG獲得チケットがもらえます。
このチケットはアイテムパック(PSO2)に入りますので、「PSO2ブロック」に移動してからアイテムパックを確認、チケットを使用しましょう。
ログインする事で「PSO2es倉庫」も利用可能になります。
PSO2NGSに対応した新作を開発中の模様・・・・・・
パーティープレイの必要性ですが、組まなくてもソロパーティーでマルチプレイに参加できるため、ぼっちプレイでも支障はありません。
ただパーティーブーストというバフが掛かるので、組むメリットはあります。味方の位置が分かりやすくなったり、一部クラスのスキルが有効になったりもします。
ですので、基本的にソロプレイで支障ないゲーム性ですが、組んだら組んだでメリットがある、という事になります。
ルーキーの場合、プレイを続けていって何らかの出会いがあれば、パーティーを組む事もあるでしょう。
それまではソロで問題ありません。
まずは気軽に、プレイを始めてみてもらいたいですね。
レベル差のある相手とパーティーを組んだ場合、低い方は、倒した敵が適正レベルの範囲内であればふつうに経験値が入ります。
誰と組んでいるかは問題ではなく、あくまで、自身と倒した敵とのレベル差によって獲得経験値が変動します。
クラスレベルの低い仲間とも一緒にプレイしやすい仕組みとなっています。
NGSのシティでもチームメンバーの募集を見かけますが、入りたいチームを積極的に探す場合は「PSO2ブロック」のビジフォン端末を利用すると良いです。
フレンドやチームメンバー等の情報は、PSO2・PSO2NGS間で共有されています。
さらに、両タイトル間でチームチャット等を行うことも可能。
すごい仕組み・・・・・・
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
https://pso2.jp/